こないだ、大阪まで行って『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』を見てきた。
パンフレット買っちゃった。
正直三宮で見ても良かったな…と思ったけど、まあたまには大阪に出るのもいいかなと思って。
土曜日でボーナスが出た時期?とかいうのもあって、人がすごかった。ちなみに12時20分からの回だったけど「満席になりました」アナウンスが。その日は午後に舞台挨拶があったようで、見に行った回は舞台挨拶直前の回。それでも一杯なんだからびっくりした。三宮だと割と余裕があったみたいだけど。
内容について
内容に関しては…まあいろいろあるけど、わたしは嫌いな内容だった。つまらなかった。1800円返して欲しい、そう思った。
「ニュータイプ」がさらにオカルトめいてて、主人公たちの葛藤とかそういうのも少なくて、全体的に何か暗い。かといって人間ドラマに重点が置かれているかと言えばそうでもなく。
そうだなあ「90分にわたるプラモデル新商品のPV」を見ているような感じ。最近発売されたディジェもバッチリ登場。
HGUC 機動戦士Zガンダム ディジェ 1/144スケール 色分け済みプラモデル
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2018/12/08
- メディア: 付属品
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とか言っても、あんまり活躍しないシナンジュスタインとかいうのもあって、これほんとにどうしたかったの??と首をかしげてしまった。
HGUC 機動戦士ガンダムNT シナンジュ・スタイン (ナラティブVer.) 1/144スケール 色分け済みプラモデル
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2018/10/27
- メディア: おもちゃ&ホビー
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多分尺が足りてない。2本立てにして話膨らませた方が良かったんじゃない?あまりに終わりが唐突すぎて「はぁ?」とか「え、これで終わり?」て思ったよ。原作がそうなのかもしれないけど。
女Aが女Bをウソで売ってその贖罪をする、なんていう話で主人公基本蚊帳の外、新生ネオジオンの「シャアの出来損ない」の烙印を押された人もあんまりこれといった印象に残るシーンもなく(冒頭の鼻歌シーンくらいじゃね?)、全体的に噛ませ感が漂っているのがすごく可愛そうだった。前作で地球連邦軍再建の要とされた某戦艦もものすごくあっさり沈んじゃうし。UCではあんだけ強敵感出してたのになあ…。
ガンダムUCみたいに小賢しい話もなく、富野ガンダムみたいに政治をするような登場人物も出ない(腹の中さっぱり読めないような人物とか全くいない)、そういった点ではすごく今風のすっきり見やすいガンダムだったように思う。
この映画絵コンテ見て富野が激怒したとかいう話をネットで見かけたけどさもありなん。富野としては自分が作ったフォーマットから抜け出して欲しいのに、未だに宇宙世紀とかコロニー落としだとかそういうのを下敷きにしている若手を見るのは歯がゆいんだろうな。
というか、福井晴敏なら宇宙世紀にしなくても自分のガンダム書けるだろうに。
あとさあ、逆襲のシャアみたいな緊迫感は欲しかったなあ。あれはパニックムービーみたいな面があるから緊張感半端ないんだけど(アクシズが落とされると地球がヤバイ!ああでも後手後手で核ノズル破壊ができない!どうすんだこれ!!)、そういうのもなかったし。
これ小説版読めば全て解決するんだろうか。何かそういうの多いな最近。
良かったところ?
全体的な戦闘シーンと最後の最後に前作の主人公が出てきたところ?
タクヤも元気な感じだったし、そういう部分はよかったと思う。最後にでてきたMSってシルヴァバレトだよね(違うかな?)。
HGUC 機動戦士ガンダムUC MSV ARX-014 シルヴァ・バレト 1/144スケール 色分け済みプラモデル
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あれ、コロニー内で大破したのを修復して使わせてもらってんのかなーとか、ガエルから「あなた様にお渡しします」的な会話があったのかなーとか、そういう妄想がはかどる感じでよかった。映画見た後でヨドバシ寄ってまずはじめにキット探したもん。
「ニュータイプ神話のその先へ」みたいな煽り文句で期待してたらがっかりする、そんな映画だった。これから見に行く人はそんなに期待してみない方がいいかも。
というか今年映画館で見たガンダム系ハズレだったなあーTHE ORIGINもクソ真面目でつまんなかったし。劇場版『Gのレコンギスタ』に期待するしかないかな?あれはあれでまた見づらいものになってたらどうしよう。
アイーダ様可愛いよアイーダ様。