館の玄関に貼られたポスター。綺麗にまとまってるよなぁ。
大人1300円。10時過ぎに行ったけど、そこそこお客さんが入っていた。めちゃくちゃ混んでるってわけでもなかったので快適に見ることが出来た。
展示室入り口すぐそばに置いてあるミニチュアセット。これは写真撮影可だった。青空は書き割りでセットとの間にある程度隙間があって、人が入れるようになってる。写真の方向から撮影すると、山の間から巨人がどーんと出た!てな具合になる。記念撮影している人も多かった。
じっくり見てわかったのは、遠くに配置されるものは手前のものに比べて小さく作ってあること。遠近法を定められた空間内で表現する方法はそうだよな、奥を小さくするしかないもんな。
…恥ずかしい話ですが、ミニチュアは全部同じ大きさだろうとばかり思ってました。
会場内では、かつての特撮に実際に用いられていたミニチュアや小道具などが所狭しと展示されていました(撮影不可)。ムーンライトSY-3とか(ブースター付きのバージョンって映画で見たような見てないような、記憶が薄れてる)、マイティジャックのやつとか轟天号とか。ドリルかっこいいよドリル。
ニューノーチラス(「不思議の海のナディア」)ってやっぱSY-3だよなぁ、ってのをミニチュアを見ながら思いました。
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ちなみに漫画版ナウシカは、現代美術館の図書室で読めます(会期にあわせて出してあるのかな。ちなみに読んでたらまた2時間くらい過ぎてました)。
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アニメ版『ナウシカ』の巨神兵絵コンテも一緒に展示されてた。担当が庵野監督だったってのはよく聞く話だけど、実際の絵コンテに宮崎駿の「仕事しろ仕事しろ」「早く仕事しろ」「寝すぎ」みたいな直筆落書きがあって笑ってしまった。
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『巨神兵東京に現る』は確かQの特典映像で入ってたと思う。メイキングはどうだったかな…。
メイキングはいい年の大人の男たちがやいのやいの言いながら楽しそうに盛り上がってるのが凄く印象的だった。
なおミニチュアセットは写真撮影可能ゾーン。みんなべしべし撮りまくってた。セットの間に通路が設けてあって、そこを通ると、巨人的気分が味わえるのだ。セット外から撮影するとビル街をゆく巨人!てな感じに。
生活感あふれる部屋とか(テレビ内の写真は多分会場となった県ごとに変えてる、ビル街の一部広告も同じ)、
駅とか、
倒壊した歩道橋、
瓦礫になったビル群
出動した戦車と見物人(見物人は紙に印刷かな?)、
ビルを迂回する道路を行く車たち(道路の先があえて歪めて作られてる)、
崩壊したビル群
あっという間に2時間経過してました。いやー楽しかったし、何よりミニチュアの実物を見ることが出来て勉強になった。ミニチュアって多分そのまま実物大にしても実際とはちょっと異なったものになるのでは。明らかに等倍にしたらスケールあわないだろ、ていうのがいくつもあった。強調とかデフォルメとか入ってて、それをカメラを通して「実物であるかのように」見せるっていう技術なんだろうな。それを意識させないように作ってあるのが特撮なのか…いやーほんとすごいわ。
プラモ作りの観点からいえば、汚し方とか面白かったな。よく見たらちょっとずつ色が違う。でも実際にやると頭こんがらがりそうだ。
1回だけじゃ物足りないので、あと2回くらい見に行きたいと思います。今回お金も無かったので図録買えなかった。次の機会に買います。
ちょいとグロテスクな造形だけど、それもかっこいい。