出張とかそういう時、ちょっと出来る休憩時間とか仕事終わって帰りの電車までの時間とか、宿泊しての仕事であれば宿に入ってからの時間とか、とにかくそういう空き時間を見つけると、その地域の模型事情とかミニ四駆事情をついつい調べたくなります。
何なら出張前にミニ四駆ステーションがあるのかどうか、模型店はどんなのがあって、大手はどこがあって個人経営店がどうで、というところまで調べちゃうことも。
どちらが仕事なんだか、て具合ですが、ちゃんと仕事もしてるからね!これ大事!
ともかく、出先の模型事情がどうなのかを見ておくと、子どもが多いのかどうか、親子連れがいるのか、やインドア趣味をしている人がどの程度いるのかだいたい分かってくるし、その町の経済状況みたいなものも見えてくるので結構興味深かったりします。
で、過去に書いたけれど、わたしがかつて通っていた鹿児島の某模型店はもう無いからね。天文館にあったところ。そのくらい模型専門で食べていく、お店をやっていくのは今は大変みたいです。鹿児島にはもう1店通ってた店があるんだけど、そこも地下のコースが撤去されていたし、地下に入れなくなってました。昔は地下からモーター音がしょっちゅう聞こえてたのに。ブームが去った時のダメージもでかかったんだろうなと想像してしまいます。
さて、現在わたしが来ている町は周りを山に囲まれた長野の某所。一応東京までは特急で行けるみたいなので電車の便はまあまあ良いみたい。なんだけど、なんていうかグレー色の町、シャッターの多い町、という全国各地にある「疲弊してしまった地方」てのと変わりない。ということは、あんまりお店の方も期待できないかなあどうかなと思いつつ調査開始。
…結果5分で挫折。なんせ店自体がほとんどない場所だもん。ホビー系の店は待った期待できなかったし、実際歩いてみても見つけられなかった。マジかよ。ここもそういう感じになってきているのだなあ…駅前にあった大きめの商業ビルに入ってみると、そのビル自体がもうほとんど潰れかけで、空いたスペースを中高生向けの空間にとか、市役所の出張所の出張所みたいなものが入っているのが唯一の救いで、「誰が買うか分からない服」屋とか化粧品屋があってしかも閑古鳥が鳴くような感じだった。
ここまで寂れている町は久しく見ていない。やはり首都圏に近いから、皆そっちに出て行くのだろうか。そうだよな、電車で2時間くらいで行けるのであればそっち使うよな。運賃がどのくらいかかるか分からないけど、それ次第ではちょっと東京観光して、てのもできるワケだし、地元にそんなにいる必要もないもんな…そうやって皆出て行ったのかもしれないなあとふと思った。
そんなわけで、調査は不発に終わりトボトボとホテルに戻ったのでした。何かしらレアなパーツがあるかなと期待してたけど、仕方ないか。この辺りのレーサーも「コースありません」かあ。